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第11回 ポーズとモーションのコピー&ペースト

さて、今回から中級編としてRobovieMakerの便利な機能について紹介していきたいと思います。

ポーズスライダの値をコピー&ペーストする

皆さんはPCで文章を書くことはありますか?
そのときに、同じ内容を何度も繰り返し書くような場面があったら、皆さんはコピー&ペーストの機能を使うと思います。

実は、RobovieMakerにも様々なコピー&ペーストの機能が備わっており、同じポーズがたびたび登場する場合や、あるポーズとあるポーズで腕、脚など特定のポーズが同じ場合などに、この機能を活用してモーション作成を楽に進めることができるのです。

ちなみに、コピー&ペーストを知らない人はこの機会にぜひ覚えてしまいましょう。
wikipedia:コピー&ペースト

一般的なコピー&ペーストでは最初にコピーする範囲を選択するように、まずコピーしたいポーズスライダを選択します。

ポーズスライダを選択する場合は、ポーズエリアの何もないところをクリックし、そのままドラッグしてください。すると、クリックした場所を起点として枠線が表示されます。この枠線でポーズスライダを囲むと囲んだポーズスライダの色が反転します。色が反転したこの状態が、ポーズスライダが選択されている状態を表します。

ポーズスライダを選択する
ポーズスライダは、Windowsでアイコンを選択できるように、ポーズエリアをドラッグして枠線で囲み選択できる

この「ポーズスライダの選択」の作業は、ポーズのコピー&ペースト以外にも、今回説明する様々な局面で使いますので、必ず覚えておきましょう。
ちなみに、一旦ポーズスライダを選択してから、追加で別のポーズスライダを選択したい場合は、キーボードのCTRLキーを押しながら選択しましょう。すると一度選択したポーズスライダの選択を解除せずに、別のポーズスライダを選択できます。
また、ポーズスライダのツマミ、スピンボタン、スライダ名などの文字以外の部分をクリックすると、そのポーズスライダを選択できます。

ポーズスライダを選択したら、再びポーズスライダの何もないところで右クリックしてください。すると、クリックした場所にポップアップメニューを表示します。
表示したメニューより「コピー」を選択すると、現在選択しているポーズスライダの数値をコピーします。
コピーした数値を貼り付ける場合は、モーションエリアのシグナルで値を貼り付けたいポーズを選択し、先ほどと同じようにポーズスライダで右クリックをしてメニューを表示し、「貼り付け」をクリックしてください。すると、最後にコピーしたポーズスライダの値がポーズに貼り付けられます。

ポーズエリアを右クリックしてポップアップメニューを表示
ポーズエリアを右クリックするとポップアップメニューを表示する
メニューから「コピー」や「ペースト」をクリックすれば、選択したポーズスライダの値をコピー&ペーストできる

ちなみに、テキストのコピー&ペーストのようにCTRLキー+CやCTRLキー+V、CTRL+Aなどのショートカットキーを使うことができます。
また、コピーはツールバーのコピーボタンボタンやメニューの「ポーズ」→「関節値のコピー」をクリック、貼り付けはツールバーの貼り付けボタンボタンやメニューの「ポーズ」→「関節値の貼り付け」をクリックしても可能です。

ロボットの左右半身のポーズをコピーする

ポーズを作成するときに、左右のポーズを対称にしたいというケースがあるかと思いますが、全てのポーズスライダを一つずつ動かしていては骨が折れます。
そこで、RobovieMakerには左右の腕、脚など、対になるポーズスライダ同士の値をコピーしたり、交換したりする機能が備わっています。

※左右半身コピーに関する注意

 Release8以前のRobovieMaker for VS-RC003で作成されたプロジェクトをRelease9以降のバージョンで使用すると、「左右半身コピー」及び「鏡像反転」の操作を行った際に数値のコピーが正しく行われない場合があります。 これは、今回の改善点において、「ポーズスライダの「符号設定」が異なる設定の場合でも左右で数値を反転してコピーされない」というバグを修正したためです。

その場合、お手数ですがメニューより「ポーズ」→「ポーズスライダのプロパティ」をクリックしてポーズスライダのプロパティ設定ダイアログを開き、全てのポーズスライダに対して「フラグ設定」の「符号反転」の項目のチェックを外して「適用」をクリックしてください(下図参照:ポーズスライダを一つ設定するごとに「適用」を行ってください)

ポーズスライダのプロパティ

また、RB2000をお使いの方は、Release8以前のRobovieMaker for VS-RC003でプロジェクトを作成されている場合、肩ROLL軸と大腿PITCH軸の「符号反転」の設定に一部誤りがあり、Release9以降のバージョンを使用すると上記の操作が正しく行われない場合があります。その場合、「左肩ROLL軸」と「左大腿PITCH軸」のポーズスライダのプロパティより、「符号反転」のフラグのチェックを外してください。

まず左右対称にしたいポーズの右半身を作成しましょう。
作成したら、ツールバーの右半身から左半身にコピーボタンボタン、もしくはメニューの「ポーズ」→「右半身から左半身にコピー」をクリックしてください。
すると、右半身のポーズをまとめて左半身にコピーします。

ロボットの左右半身コピー
右半身のポーズを左半身にコピー

また、これとは逆に右半身のポーズを左半身にコピーする場合は、ツールバーの左半身から右半身にコピーボタンボタン、もしくはメニューの「ポーズ」→「右半身から左半身にコピー」をクリックしてください。

左右のポーズを入れ替える、いわゆる「鏡像反転」(鏡に映したようにポーズをひっくり返す)を行う場合は、ツールバーの鏡像反転ボタンボタン、もしくはメニューの「ポーズ」→「鏡像反転」をクリックしてください。

ロボットのポーズの鏡像反転
右半身と左半身のポーズを鏡に移したように反転

ちなみに、ポーズスライダを選択した状態で「左半身から右半身にコピー」「右半身から左半身にコピー」「鏡像反転」を行うと、選択したポーズスライダとそれに関係するポーズスライダだけを操作することができます。
例えば下半身はそのままで上半身を左右でコピーしたり反転したい場合は、腕や顔などのポーズスライダだけを選択してから操作を行ってください。

また、ロボットの右半身・左半身の設定は、ロボットの機種ごとにあらかじめロボットプロジェクトで設定されています。
この設定を追加・変更することができるのですが、その方法についてはまた後の回で説明したいと思います。

複数のポーズスライダを同時にまとめて動かす

コピー&ペーストとは異なりますが、選択した状態のポーズスライダに対しては様々な操作が可能です。
今回はそのひとつとして、選択したポーズスライダを、スピンボタンをクリックするときのようにまとめて動かすことができます。

ポーズスライダを選択して、マウスカーソルをポーズエリアに合わせてマウスのホイールをまわしてみてください。「ホイール」とは、マウスの中央にある、前後に回せる車輪のことを言います(ホイールのないマウスもあります)。
スライドパッドの場合は、パッドの右端を上下になぞるとこれと同じ操作ができるものが多いですね。

ホイールをまわすと、選択したポーズスライダの値を一度に動かすことができます。例えば左右対称で腕を上げるポーズを作成するときに、先に左右のどちらかのポーズを作って「右半身から左半身へコピー」等を使う方法がありますが、両方の腕を同時に動かしてポーズの具合を確かめたい、という場合もあるかと思います。
そんなときにこの操作が役に立ちます。

ポーズスライダを選択してホイールを回す6つの関節を同時に動かして屈伸
ポーズスライダを選択してホイールを回すと、同時に複数のポーズスライダを動かせる
左右の関節を同時に動かしたり、屈伸動作を作ったりするときに役立つ

他にも、サーボモータの位置補正の際に、両足のピッチ軸を同時に動かしたいという場合にも役に立ちますね。

なお、ポーズスライダの設定などに関係なく、ホイールを回した時につまみが動く方向は、奥に回すと右、手前に回すと左になります。
さて、どういうことでしょう?実例を交えて説明します。
まず、適当なポーズスライダを選択しホイールをまわして、実際のロボットでそれぞれの関節が動く方向を覚えてください。
ではここで、右クリックでメニューを表示して「ポーズスライダの表示反転」をクリックしてください。
するとポーズスライダの左右が入れ替わりましたね?
この状態でもう一度ホイールを回してみてください。するとどうでしょう、ホイールを回したときにロボットの関節が動く方向が、先ほどと逆転しました。

ポーズスライダの表示反転
ポーズスライダを表示反転すると、ホイールを回したときに反転した関節の動く方向も逆転する
例えば一部のポーズスライダを表示反転することで、「逆方向に同じだけ動かす」という要望も満たせる

モーションに登録した複数のポーズをまとめてコピーする

ここまではポーズ単体のコピー&ペーストについて説明してきましたが、モーションに登録した複数のポーズをコピー&ペーストすることもできます。
この方法はポーズスライダのコピー&ペーストと似ています。
モーションエリアの何もないところをクリックしてドラッグすると、ポーズエリアのように枠線が表示されるので、モーションスライダを囲んで選択してください。

モーションスライダの選択
モーションスライダはポーズスライダと同じ要領で選択可能

そして、やはりポーズスライダと同じく何もないところを右クリックしてメニューを表示し、「選択したポーズをコピー」をクリックしてください。
これで複数のポーズをコピーできました。

コピーしたポーズを貼り付ける場合は、右クリックのメニューから「コピーしたポーズを貼り付け」にカーソルを合わせてください。
すると、「先頭に貼り付け」「選択位置の下に貼り付け」「最後尾に貼り付け」の三つの選択肢が出ます。これは、コピーしたポーズをどこに挿入して張り付けるかを選択するもので、それぞれ貼り付けたい位置を選んでクリックしてください。

複数ポーズの貼り付け複数ポーズの貼り付けの後
ポーズの貼り付け位置を先頭にした場合。コピーしたポーズがモーションの先頭に挿入される

なお、注意として複数のポーズをコピー&ペーストすると、nextポーズやbreakポーズの設定がずれる場合があります。
ちなみに、上から順番に流れるだけのモーションの場合は、nextポーズを修正したいモーションスライダを選択して、右クリックのメニューより「選択したポーズを連番にする」をクリックしてください。
すると、選択したモーションスライダのnextポーズが番号順にきれいに並びます。

ポーズを連番にするポーズを連番にした
複数ポーズの貼り付けによってずれたnextポーズを順番に並べる場合は、メニューより「選択したポーズを連番にする」をクリック

複数のポーズの遷移時間をまとめて動かす

ポーズスライダでは、選択してマウスのホイールを回すと関節の値を動かすことができましたが、モーションスライダでは選択してホイールを回すことで遷移時間を操作することができます。

なお、モーションスライダについては番号の連続したところでないと選択でき内容になっています。

次回予告

さて、ポーズの作成ひとつとっても便利な機能がいろいろと出てきました。
RobovieMakerでは更に様々な設定を変更することができるのです。

次回は、ツールバー・スキン画像の設定に関する説明を行いたいと思います。
スキン画像とは、RobovieMakerで使われているスライダやスピンボタンなどの画像データのことで、ポーズエリアやモーションエリアの背景もスキン画像です。
ということは、RobovieMakerの背景を、自分のロボットを撮影した写真に置き換えることなんかもできるわけです。

では次回をお楽しみに


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